書きたいことは、タイトル1行で全て書いてしまったけれど(笑)。
コロナ禍になる前、毎日、電車に揺られて会社に行っている頃から、
時々、ひっそりやっていた会が、あります。
「デジタルデトックス」「デジタルファスティング」と題して、
「たまにはスマホを見ない数時間を過ごしましょう」と、
のんびり本を読んだり、ぼーっとする時間を過ごしたりする会。
その当時の思いは、ここに書きました。
本を読もうと思ってもついついスマホに手を伸ばしてしまう自分に嫌気がさし、
「定期的に脳を休ませないと、なんかダメな気がする」という直感のもと、ちまちまと開催していた会。
2020年春からは「人を呼んで何かをする」ことがままならない自粛生活。
そんな会を、自分が必要としていたことを、すっかり忘れていました。
私は、最近、疲れていました。
夏に異動して慣れない仕事で、仕事以外の会社関係のお役目も担って、忙しい。
日々の出来事が新鮮だったので楽しい、と思って過ごしていたはずなのだけど、
やっぱり脳がフル回転を続けていたようで。
自分自身は週に半分くらいは会社に出勤しているけれど、在宅勤務をしている人が大半なので、連絡は常にオンライン。
携帯(スマホ)だったり、WEB上のツールだったり・・・・
「未読」マークに気づいたら、即開いて、対応する、日々。
秋になって、あれ?と思いました。
会議(もちろんオンライン会議です)の途中で、無性にイライラしました。止まりませんでした。
声にこそ出すのを我慢できたけれど、「もう無理です。これ以上頑張れません」と内心の心の声がはっきり聞こえた。
「なんか・・・めっちゃ疲れてる・・・」
「これは、いかん」と思いました。
このままじゃ壊れる、ような、気がする。
まず、休みの日に「とにかく寝る」ことを試してみました。
10時間以上、寝ました。それだけでずいぶんまぶたと胃腸が楽になりました。
やっぱり疲れてたんだわ・・・
それでもすぐにはバタバタな忙しい状況が変わるわけではなかったので、
週の後半には息切れる。
ふと、思い立ちました。
「喫茶店でモーニングを食べたい」。
検索してみたら駅の反対側に早朝からモーニング営業をしている「昔ながらの喫茶店」があることがわかったので、
始業前の時間に行ってみました。
・・・・ああ、こういう空間が、時間が、私には必要だったんだなあ・・・
思えば、去年までは旅する(奈良に行く)日には現地の「モーニングをやっている昔ながらの喫茶店」を探して、そこで朝ごはんを時々食べていました。
久しぶりだなあ・・・こういうの。
・・・思い出しました。
デジタルから切り離される時間が必要で、自分がそういう会をやっていたことを。
同時期に、とある知人から「最近、疲れが取れない。在宅勤務で一日中パソコンに向かっている気がする」という声を聞きました。
そうだ・・・そうだよなあ。
ずっとオンライン環境下にいて、流れる情報に晒されて、疲れる人がいたって不思議なはずはない。
もちろん個人差はあるけれど、オフラインの時間を体が欲している人は、いる、はず。
デジタルファスティング、おすすめしたいと思います。
家で読書をしてもいいけれど、在宅勤務の人は気づいたらパソコンに向かっちゃったりするので、
もしよかったら、近所の喫茶店に行ってみてください。
理想は「昔ながらの喫茶店」です。「純喫茶」と呼びたくなるような。
いまどきのチェーンも居心地は良いところはたくさんあるのだけれど。
お客さんが自由に使えるコンセントがあったりするので、
デジタルファスティングには不向きです。
人間、見ると思い出すので、デジタルを。
個人的にはモーニングがおすすめですが、ランチでもおやつでも良いと思います。
あんまり都会に住んでると「ちょうどいい」喫茶店を見つけることが難しいかもしれないけれど、
多少は、ある、はず、です。
どこの街にも。
これから寒くなってくるこの季節。今年は、今まで以上に健康第一。
病気、まではいかない「疲れの蓄積」に少しでも気づいたら、ぼーっと頭を休める時間をもってもらえたらな、と。
そんなことを思ったので、というか、私が今、そうして毎週喫茶店に通っているので・・・書きました。
健康、第一、です。
#文庫本をおともに、ご近所喫茶店の「洋風雑炊」を今日は初めて食べました。
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