ごみの分別を意識するようになった2023年夏のこと。

2023年の夏。

一冊の本をきっかけに、行動が、ちょっと変わりました。


ごみを、減らそう、と思うように、なりました。


きっかけになった本は、これ。

『ゴミ清掃員の日常 ゴミ分別 セレクション』滝沢秀一・滝沢友紀


ここに書いていた、シンプルな警鐘。

「最終処分場はあと20年足らずで枯渇する」


え、そうなんだ。


それは・・・ダメじゃない?

わかりやすくて面白い漫画に、ぐっと引き込まれました。


今までまったく「ごみ問題」に関心は無かったです。

まあ、根が食いしん坊なのと、実家が食べ物を扱う商店なので、

「フードロス」というか「積極的に食べ残しするやつは人間に非ず」な価値観は持っていて、

そういう人を内心軽蔑していたりはしたけど。

だからといって、何か意識が高かったわけは、まったくないし。


「大量消費万歳!」とは思わないし、人並みの「もったいない」感覚は持ち合わせていたけど。


「エコ」とか「環境」とか言われると・・・

正直、よーわからん、という気持ちが先に来ていました。

なんか・・・うさんくさい人も多そうだし・・・とか(偏見)。


「SDGs」とかも・・ね・・。

仕事柄、本の1冊2冊は読んだし、「良いこと」なんだろうけど、

理念だけ崇高でなーんかうさんくさいというか嘘っぱちな企業や取り組みもいっぱいあるような気がするし(再び、偏見)。


そもそも「環境に良い」って何なわけ? 

例えば山を切り拓いてつくるような「再生可能エネルギー」とか、メリット・デメリットどっちが大きいの?素人にはよくわからんよ・・・とか。

なんだかんだと、あんまり「自分に関係あること」とは思ってなかったです。


でも、この本を読んで。

そういう複雑な話ではなく。

ごみを捨てられる場所の「キャパが実はもうあんまり無い」のだから「減らしたほうがいいよね」というびっくりするくらいシンプルな理屈が、すっと入り込んできたのです。

腹落ち感が、えぐい・・・。


そしたら、まあ、何か自分にもできることあるんだから、やったほうが、いいよねー、と素直に思いました。

難しいこと、大きなこと、は、色々あるのだと思うし、そういうのに取り組んでいる方々もたくさんいるのだろうけど。

そういう大げさなことはできなくても、、、読み進めるうちに、個人ができる「身の回りのこと」は「ごみ分別」だと思うに至りました。


恥ずかしながら、私はこの本を読むまでごみを「分別」することと、ごみを「減らす」ことが

どう繋がるのか、考えたことが無かった。

外出先とかで、ごみ箱の種類が分かれていれば、無視せずに言われた通りに捨てるけど、

それの何が「エコ」なのか、正直、よく分かっていなかった。


本を読んで知ったのは「可燃ごみ」と「不燃ごみ」以外に分別して「資源」=「リサイクル」に回せば、「ごみ」は減る。そうしたら最終処分場に行く量が減るので処分場が延命できる。という、これまたシンプルな、話。

(そもそも捨てるものの全体量を減らしたほうがいい、という話はその一歩先にあるとして)


そうなんだ~・・・

私は、今まで、何ひとつ知らず、生きてきたよ・・・


と、いうことで、ちょっとだけ、日々の行動に変化が生まれています。


そうは言っても、自分は三国一のおおざっぱ、だし、ずぼらだし・・

世間がイメージする「丁寧な暮らし」的なことはできるはずはなく。

生活の中で、無理しない範囲で「出来ること」だけをちまちまとやっているだけにすぎないけれど。


手始めにやったことは「紙」のごみは、燃えるごみでなくて、「雑がみ」として資源の日に出したこと。

これならずぼらな自分でも出来る・・・!


もう一つは肉や魚のトレイをごみに出すのではなく、スーパーのリサイクルボックスに持って行ったこと。

残念ながら最寄りのスーパーでは回収していなかったけど、これも、たまに行くスーパーにボックスが設置されているのを見つけたので無理ない範囲で・・出来る!


本当にちょっとしたこと、だけど、まあ、やらないよりやったほうがよさそう、と、

今は思うので。

いつまで続くかな・・・(←自分をあまり信用できていない)と思いつつ、取り組んで、みています。


色んな本に影響されつつ、生きて来てはいるけれど、ここまでシンプルに影響されて行動が変わるって面白いなーと思ったのと、書くことで己の継続モチベーションになるといいな、と思ったので、、、書きました。


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 ※ちなみに①

 本を読んだきっかけは著者である滝沢さん(マシンガンズ)の漫才をテレビで見たことで、それ以降、興味深すぎて、ライブに行ったりテレビを見たり、、、自分の中の「お笑い好き熱」がかつてないほど上昇している夏でも、ある。

 ※ちなみに②

 ごみの分別に関しては三日坊主になるかな~と思うこともあるけど、今のところほぼ毎朝更新されているSNSを見たり、10分ちょっとの「ごみラジオ」を聴くのが半分日課みたいになっていて、そうなると、やる気が持続しやすい・・・というか、己のずぼらに日々燃料をくべてもらえている気がする。継続発信ってすごいな、ありがたいな、と思ったりもする、夏です。









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