二拠点、空き家活用、、、模索中。
課題は山積みですが、「模索」を通して得られる刺激がたくさんあって、
日々、学びです。
「地域イベント」と銘打つにはおこがましいサイズの
二箱だけの小さな小さな古本市ですが、
やってみてこれまたたくさんの刺激・学びを得ることが出来ました。
せっかくなので、あまりまとまってはいませんが、
いくつか簡単に感想を書いておこうと思います。
(自分自身の備忘的側面が強いので長文だわ、読みにくいわ・・・だと思います。。ご容赦ください。。。)
何はともあれ関わって頂いた方への感謝。これだけは・・!
何度も書いているのでしつこいかな、と懸念はしつつ、
古本市と並行して、
福井県南越前町の事業(流動創生)として当日お越し頂いた
「RoundTrip」チームの皆さまのおかげで空き家の畳あげも完遂。感謝感謝です。
(このあたりについてはまた別途詳しく・・)
◆”主催側”になってみて見える景色
この頃、薄々なんとなく感じていましたが、
ものごとを「主催」するのには、物凄いパワーがいることをあらためて体感しました。
同じ「一箱古本市への参加」であっても、参加者として遊びに行くのとは全く違う。
主催側ってとにかく「手間」が何倍も何十倍もかかるんだなあ・・・と。
(私のやり方が不器用なだけもあるかもしれないけど)
チラシ作ったり、告知のWEBページ作ったり、関係者に協力をお願いしたり・・・
サラリーマン仕事の合間の夜や休日にせこせこちまちまやっているので「いつもタスク消化にバタバタしている」状態。
世の中に溢れる「イベント」は、こういうことの積み重ねで成り立っているのかと思うと、くらくらする。
皆、凄い、凄すぎる。リスペクトしかありません・・!
とはいえ、自分自身は、何もかも初めての経験。
今は、しんどさよりも「新鮮! 楽しい!」の気持ちの方が強かったのが救いでした。
◆できること、と、出来ないこと。完璧は望めない。
上記にも関連しますが、参加者側から見れば「もっとこうした方がいいのにな」と思うことはあっても
手間やコストの関係で出来ないことはたくさんあるんだろうなあ・・と。
当たり前と言えば当たり前だけど、「消費側」だけに居ると忘れがちなこの感覚。
今回で言えば、近隣の方への告知。
駅にポスターを貼れる仕組みがあるのを知って活用はしてみたけれど。(効果は謎)。
お隣さん含めて、ご近所何件かは直接回ってご挨拶することが出来たのだけど、
お留守だった方にはポストに入れただけだったし、
時間も限られていたので、限られた範囲に伺うだけにとどまりました。
そこに住んでいるわけではない、という負い目もあって
「得体のしれない人」が挨拶に行っても、不審がられてしまうんじゃないかなあ・・と
日和ってしまったのも、自分の感情としては強くありました。
ベストを追求するのであれば、もっとたくさんの人に挨拶しに行った方が良いのかもしれない・・・
うーん、でも・・・あんまり時間が無い・・・・というのも本音。
試行錯誤して「出来ること」を増やしていく努力はしつつも、
「完璧は望めない・望まない方がいい」んだろうなあ・・・と、つらつら考えています。
これは私だけが感じることかもしれませんが・・・
世の中で色々なイベントが開催されるようになって、
参加者側の「期待値」がどんどん膨らんでしまっている場面もたくさんあるような気がします。
中には勝手に期待値を上げて、勝手に怒っている事例もあるかもしれない。
でも、そんなにみんながみんな完璧に用意周到に物事をこなせるわけじゃないのよね・・・
そんなことを「主催者側」に立つことで、より強く意識できるようになった気はしています。
(まだまだではありますが・・・)
◆頼り下手な自分と、役割分担と、「組織で働くということ」
自分自身、元来、何でも自分でやってしまおうとする「頼り下手」な性質があるのかな、と思っています。
(自分自身そう思っているだけで、他者から見ると違うかも、とは思いつつ)
自分のせいで人の手を煩わせるのが申し訳ないな・・と思ってしまう感情も強いです。
(とはいえ、日々、助けられたり迷惑かけたりもたくさんしているけれど・・)
けれど、やっぱり自分ひとりでは何もできない。
イベントをやってみると痛感します。
普段は奈良に住んでいないので現地まわりのことは現地に住んでいるセンター長にお願いすることが多かったし、
車の運転も出来ないので、その点も色々な人に本当にお世話になりました。
当日の仕切りも全然できないし・・・周囲に助けられっぱなし。
お願いしすぎてしまったかな・・でもそうするしか無かったしな・・・。くよくよ。
何かをやる時に、どうやって分担していく、人の力を借りる、のが適切なのか・・・
これはこの先もずっと自分は試行錯誤していくんだろうなあ・・と思います。
のびしろ・・・のびしろの塊です・・!
そして、振り返って、ふと、思いました。(ちょっと余談)
自分自身、サラリーマンとして働くことが向いている、と思っているのですが、
それはその性質のせいもあるのかもしれない。
役割以上のことを求められることや、曖昧な役割で進む仕事もあるけれど、
少なくとも自分のいる組織では、部署や役職でがある程度は「役割」が決められている。
もちろん、役割を超えて頑張る局面もあるけれど、
「超えてまで頑張ったなあ・・自分」と、内心で自分を労わってあげやすいのかも。
この「雇われて働く」のは「自分で全部やろうと抱え込む」という私の元来の欠点をカバーできるのかもなあ・・・
人それぞれ、向き不向き。
正解は無いけど、これからも色々考えていきたいし、いかねば、、、と思いました。
◆この先の模索
わざわざ足を運んでくれた人がいたこと、本を通じて話が出来たこと、本当に有難かったです。
ご近所の方が「何かやってるのか~?」と声をかけてくれたことも嬉しかったです。
何より一緒に開催してくれた、協力してくれた人がいたこと、「こんなに幸せでいいのか・・!」と思えます。
幸運なことに、ご縁あって次回の開催も決まりました。
また、千葉から初瀬に行ける理由が出来たと思うと、今から楽しみです。
(秋期御開帳期間中ですし。またお参りできると思うと本当に嬉しい。)
でも、わたしは「イベント」をやって人をたくさん集めること自体が最終的な目的ではない、はず、と、思っています。
「初瀬って良い街ですよ♪」それは真実だったとしても、そのことをPRすることも、手段ではあって目的ではない。
もちろん「本」を通じて出版業界を盛り上げることが自分のゴールではないし・・・。
じゃあ、”目的”、とは一体、何なのか・・・
まだまだ、文字に出来るほどにはなっていなくて、ぐるぐる考えています。
今回、ご縁あって、福井県から流動創生チームに来て頂きました。
初めて出会った時に「移住者の取り合いは早晩破綻する」という考えを聞いて、感銘を受けました。
「”地域”が抱える課題」の千差万別さ、複雑さ・・・
初瀬もそうですが、それぞれの地域、というか「生活」としっかり向かい合っている人はそのことに薄々気づいているんだと思っています。
経済成長とともにつくりあげてきたシステムの継ぎ接ぎが限界、と言えるのかもしれません。
行政や地域に関わらず。
(そんな話を当日夜の交流会でも出来ました。いっぱい飲んだのでだいぶ記憶が飛んではいますが・・・)
まだまだ私は「目的」を言葉に出来るほど偉そうなことは何も言えない・・・
というか、一介のサラリーマンの私が文字で伝えられることなんて今はほとんどなくて、
足掻いて、模索していくしかない。
そして、直接話をすることで色々なものが生まれたり解決したりしていくような気もします。
そういうこと・・・色々なことをこれからも模索していければなあ、と思っています。
”あらゆることは「人それぞれ」”。
「それぞれ」から見える景色をたくさん知りたい、という思いから
「主催側」に回ってみようと一歩踏み出してみて開催した一箱古本市。
開催自体はたった1日でも、本当に多くのことを学べました。
忘れがたき体験・・・
これからも受けた恩を返していけるよう、日々精進していきたいと思います・・!
ともあれ、まあ、難しいことは抜きにして。
これからの季節、紅葉の長谷寺は絶対に美しいので。
もしお時間ある方いたら、ぜひとも11/18(日)、初瀬のまちを訪れてみてくださいませ。
(他の日でももちろん♪)
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