会社員でも可能性は色々あるんじゃないかなー、と思ったので催し物をします。

宣伝です~。告知です~。


今度、2019年2月3日(日)に

「会社員traveller」と題したイベントを開催させて頂く運びとなりましたー。

時間は19時半から。

会場は下北沢。

駅徒歩すぐ近くの「Bookshop Traveller」という本屋さんです。

(カフェの飲食スペースの横に本屋さんがあるお店です)

参加費は1500円です。


詳細はこちら⇒会社員traveller


FlowlifeLaboratiry(流動文化研究支援機構)と

「こもりくブックセンター」(奈良の空き家の名称)との共催、という形にし、

代表の荒木幸子さんを司会にお迎えし、

3人の「地域と首都圏を行き来する会社員」で「会社員をしながら地域と関わること」をテーマに座談会したり、参加者とお話したりする場になる予定です。

(3人のうち一人はわたくしですが...)


ありがたいことです。

ありがたさを補足?ではないのですが、こういう場をやってみたいなあ、と

思った理由・背景の一部をちょろちょろ書いてみようと思います。


私自身が東京に勤めて千葉に住みながら、

地元の奈良と行き来する二拠点生活を志向する身。

今はまだ1、2ヵ月に1回程度の行き来ですが、

それでも学ぶことや刺激はてんこ盛りな毎日です。


自分自身の周りにも、内容の差は様々なれど

「会社で働きながら地方に関わる」もしくは「関わりたい」方々はちらほらいて、

こういう方々、もっといるんじゃないかな、とうっすら思っていました。


けど、私の見えている世界はまだまだ狭いのか、

「二拠点」とか「多拠点」とか「移動的生活」のキーワードでは

表に出てる方って属性が偏っている感じが少ししていて。


それは、個人事業主/フリーランス、だったり

”クリエイティブ”な感じのお仕事だったり。

なんか「かっこいい」もしくは「”自分”で何かやってます!」なイメージの方々が多いな、と感じます。

(「ローカル起業」とかを見聞きする機会が増えたからかもしれない)


でも、自分みたいに「ごりごりのサラリーマンです」みたいな方もいるはずだし、

別に地域に関わるのに皆が皆転職や起業しなくてもいいよね、と思いました。


どこにいるのだ...

もっと知り合ってみたい...

どんなことを思ってそれを選んでいるのか知りたい!

そんな思いで、お話を聞いてみたいと思ったお2人にお声掛けするに至りました。

(私とはまた違った形での行動・活動をされている方々です♪)


ちょっと話はずれますが。


あれはたしか1年前くらい。

とある地方で行われた老若男女混ざった宴席のことでした。


そこに集まっていたのは、その地方に思い入れのある方々。

土地愛溢れていたり、その地方のために色々活動する方々も多くて、

毎回、会の雰囲気はとても和やかだし、盛り上がります。


そんな場で自己紹介の中で一人の若い女性が「会社を辞めました!」と宣言しました。

お~!とどよめきが起こり、

続いて、彼女がこれからしようとしている野望を発表した時には

会場は満場の拍手に包まれました。

それは単純にその彼女の新たな門出を祝福するという純粋な拍手でした。

もちろん私も嬉しくなって大きく手を打ちました。


そののち、何人かの自己紹介のあと、

もう一人、女性が言いました。「今度、会社を辞めます!!」

またもや起こる盛大な拍手。

その瞬間、「おや?」とかすかなひっかかりを感じました。

その場の「いいぞいいぞ~!」の歓声には明らかに

「会社なんて辞めてしまえ~」的なニュアンスが混ざったような気がしたのです。


うーん・・・そうだっけ・・・?

なんで?会社ってなんでそんな「なんて」と言われる存在なの?

「同じ会社で働き続ける」ってなんかダメなことだっけ...?


と、そのとき。

すかさず、その場の運営側の団体の方が

「違う違う、この流れ違う~」と、笑いながら皆に聞こえるように手を振りました。

「辞めるのが偉いことではないから~」

笑顔だし、まったくトゲは無かったし、

その場の空気も和やかなままだったし、

気付かなかった人もたくさんいそうだけど。


私はほっとしました。

この場で言っておくべき大事なことだな、と思って、印象に残りました。

真意は直接聞いていないのでわかりませんけどね。


けど「地方」を軸にしたコミュニティにおいて、

望ましい働き方を偏らせてはいけない...

「地道な会社員」を下に見るような風潮はいけない...

うっすらとそういう意思を勝手に感じ、好ましく思いました。

「ああ、この方はやっぱり信用できる気がする・・!」と。


逆にですね・・

脱サラや転職したことを必要以上に持ち上げたり、

「サラリーマンは云々」とか「会社の中にいるとやりたいことが出来ない」とか

組織に所属する方を下に見るような発言をされる方もいるんですよね・・たまに。

そういう人に限って、企業で長い間働いたことがあるわけではない。

下手したら1社しか働いていない。

それであなたは「組織の本質」をどの程度分かってるんですか、と問い詰めたい思いに駆られることがあります。

いや、でも、問いつめません。たぶん、噛み合わないと思うので...

(わたしの場合、多くの場合、それは男性なんですよね。なんでなんだろう・・と不思議でならない)


・・・ふっ・・・

ごめんなさい。つい毒を吐いてしまいました。


自営業が偉いわけでもない。

会社員が偉いわけでもない。

公務員が偉いわけでもない。

一つところでずっと働くことが偉いわけでも

たくさん転職するのが偉いことでもない。


それぞれにはそれぞれの良いところ・悪いところありますし、

いつも力説しますが、向き不向きは人それぞれです。

一人の人でも、時期によって変わったりもします。


そういう偏った「どっちかが偉い」と誤解するような風潮が万が一にでもあるのであれば、

それは違うよね、と声をあげていきたいな、と思っています。

盛大に話がずれました。

戻します。


今回、共に企画に携わってくださった荒木さんが立ち上げた

「流動創生」事業は「場所や組織に縛られない、多様で新しい働き方・暮らし方」を提唱されています。

いいな、と思っています。


けど「組織に縛られない」って「組織に属さない」とは違うんです。

「流動」というと、「転職」を思い浮かべる方が

ここでいう「縛られない」の本質はそんなことではない。

もっとバリエーション豊かな「流動」の形が世の中に生まれればいいな、と。


「自由に生きるためには会社を辞めなければいけない」

そんな思い込みがあると、がんじがらめになってしまって、生きることが苦しくなる人もいるのではないかな、と感じています。

そうとも限らないですよ~、と言いたい。


会社に「所属」していても組織に「縛られない」働き方は出来るよ~・・!

やりようかもしれないよ~!

とか。


「地方」や「地域」にまつわることは、

正解は当然ないし、自分も試行錯誤中ですが...

でも、その試行錯誤に向き合うことは無駄ではないと思っていますよ~!

とか。


短い時間なのでどこまでできるかわからないけど、

そういうことをちょっとでも伝えれる場に出来ればな、と思います。

と、いうことで、宣伝でした。(長い・・・)


今はまだ緊張とわくわくが入り混じっていますが、

関わってくれた方々に少しでも楽しんでもらえるように

当日まで頑張りたい所存です。

ご興味ある方、ぜひお誘いあわせのうえ、

お越しくださいませ~・

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