「初瀬の家も売れへんしなあ・・・」
5年前に亡くなった祖父母が住んでいた田舎の民家が
「空き家」になっていることを知ったのは2016年秋のこと、
遅めの夏休みでの帰省中に、母がつぶやいた一言でした。
聞けば、地元の不動産屋さんにお願いしてるんやけどね~あかんわ~と言う。
その時に、私の内心によぎった感情はこんな感じ。
”まじで・・・! ええやん・・! てゆうか早く言うてや。”
「地方創生」や「空き家活用」のニュースがよく出てくるようになったのはいつ頃からだったか・・・
少なくとも、その頃のわたしは脳内にその情報がインプットされていて、
しかも自分としても興味関心のある分野だな~と、ちょこちょこセミナーやイベントを探し始めていた頃でした。
”初瀬の家”はいわゆる「昔ながらのおうち」。
建築も商売も「まちづくり」も・・・なんの知識も経験もない一介の事務サラリーマンの自分でしたが、
母のつぶやきは「・・・なんかできひんやろか」と思わせるには十分なインパクトがあったのでした。
それから1年。
「”なんか”ってなんやろう」「わたしにできることは何かあるやろか」を探し続けて、
道筋が見えたかというとまったくそんなことはない(笑)
最大の難関である「費用」を初めとして、課題は山積みです。
課題しかない、と言っても過言ではないくらい。
でも、1年経ってやっと「こういうこと、やりたい・・・!」はほぼ固まってきました。
「空き家改修で地方創生♪」とか華々しいニュースを見ることはたまにあって、
そのたびに焦ったり、「ただの一般人」がそれを実現することはやっぱり無理かな・・・と
諦めたくなったりはします。
正直、ハードル高すぎです。
でも、だんだん模索するのが楽しくなってきました。
なにより「空き家改修模索」を目的として動いていると、今までの自分では知りえることのできなかった人に出会えることに気づいてきました。
世の中はなんて面白いんだ・・・!と、感動することもしばしばです。
なので、もう少しあれこれやってみようと思います。
#こういう本も読んだな~・・・
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