「本とあなた」の写真を撮らせてもらった良い思い出。

去年(2018年)の3月に「夢の本屋イベント」という本をテーマにしたイベントに遊びに行きました。


台東区の入谷にあるおしゃれな倉庫(?)で開催された、

書籍の展示ブース、販売ブース、本にまつわるトークショーやその他、

本にまつわる素敵な企画がたくさんのこのイベント。

たしかSNS(facebook)で偶然見つけたように思います。


この「まだまだ知らない夢の本屋ガイド」という書籍は、

その前の年にこれまた偶然の出会いで読んでいました。


たまたま知った初台にあるfuzkueという本を読むためのカフェ。

(ちなみにいま私が世界で一番好きなお店はここです)


そのお店に初めていった時に本棚に置いてあって手に取って読んでいたのです。

素敵なお店に出会えた喜びで心の中を爆発させながら、

「この本面白いなあ・・!」と夢中になって読んだことを覚えています。


なので、イベントの告知をネットで見つけたときは、

「あ、あの時の本・・!」と嬉しくなって。


仕事で忙しい時期だったけど、「土曜日だしきっと行けるだろう!」と。

そのうちにSNSで「当日のボランティア募集」という告知を見つけ、

えいっと思い切って応募してみるに至ります。


(こういう「ちょっとしたお手伝いの機会」に単発で参加することが、

 自分はわりと好きなのです)


当日は、いくつかの役割を与えてもらい、

拙いながらも色々と経験させてもらったのですが、

その中でもとても印象的だったのが、

「STREET BOOKS TOKYO」という企画のお手伝い。


もともとは「『夢の本屋ガイド』に出てくる本屋を実現させよう」というコンセプトの企画。

本に出てくる本屋は、街ゆく人に声をかけているのですが、

この日はイベント来場者に声をかけ、

「今持っている本とあなたを撮影させてください」と写真を撮らせてもらい、

「どうしてその本を選んだんですか?」を始めとしたいくつかのインタビューをし、

インスタにアップしていく、という企画でした。

 ⇒その時のインスタ(アカウント名はstreetbookstokyo)


知らない人に声をかける・・というのは、なかなかハードルが高くて

その都度、「よし!」と気合をいれなければ出来ないものではあったけれど、

それでも「本のイベント」に足を運ぶ来場者だけあって、

多くの方に快くご協力頂きました。


色々な「本の話」を聞くことが出来て、本当にとても楽しかった。

どうしてその本を選んだのか、

あなたにとって本とは?

ほんの1、2分の立ち話インタビューでも、そこには

「この人がこの本に出会うに至ったそれぞれの物語」が凝縮されていて、

「本って、いや、人ってほんと面白い!」と、思いました。


ちなみに、この時、紹介してもらったうちの1冊に

とある女性が紹介してくだった「師匠、御乱心!」という文庫本があるのですが、

彼女がその本を選んだエピソードと共に妙に印象に残り、

欲しくなって、後日、買って読んでみました。


それがもうむちゃくちゃ面白くて。

「本との出会い」に感謝した日でもあります。


「わたしはなぜ本を読むのか、本が好きなのか」ということを

先日、ブログにも書いてみたりはしたけれど、

この時の「本を通じて、その人の背景が垣間見える」経験も

ものすごく貴重で楽しくて。

自分自身の「本」に対する思いを強化してくれた思い出です。


いつか自分で読書会を開催するとしたら、

本の内容を語るものではなくて、「その本を通じたその人」を語り合う場がいいなあ、

そういうのをひっそりやれたらいいなあ、とか妄想したりもしています。

(「参加してみたい」方がもしいたら、ぜひお声がけください・・!)


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ちなみに、この「STREET BOOKS TOKYO」のことを思い出したのは、

最近ネットで見かけた「東京の本よみ」というサイト。


サイトのデザインや写真もとても素敵だし、

これをやろうと思ったことについて書かれた文章も

「ああ、いいなあ、いいよ」という感じ。

「本のある風景」って好きだなあ、とあらためて私も思ったのでした。

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