”読む動機”(と、2018年振返りと2019のちょこっと予定)

◆「本」が好きな理由 (2019年1月の考え)◆

2018年は、たくさん「本」について活動した(後述)ので、

「本」のことを毎日考えるようになっている今日この頃。


本を読んでる時間が楽しいので「好き」なことはたぶん間違いないとして、

わたしはなぜ「本」が好きなんだろう・・・も自問自答したりもしました。


ので、いま時点考えたことを書いておこう、と。


理由は一つではないよね、きっと・・・というのは前提ですが。

わたしはやっぱり「自分以外の生きている世界、見えている景色を知りたい」が

「読む動機」なんだろうな、と思います。


知ることが楽しい、という「好奇心」とも言えるし、

もっとなんてゆうか「知っておきたい」という気持ち。


中高生の頃、秋月りすの四コマ漫画「OL進化論」が大好きでずっと読んでいて。

 ※実家に置いといたら、引越の際に売られてしまったけど・・・

  また読みたいなあ。


わりと考え方に影響を受けている話がたくさんあるんだけど、そのうちのひとつの話。

(正確ではないけど・・)


「女の人って噂話好きだよね」

「色々な出来事のパターンを知っておきたいんです。

 知らない人に夜道で殴られるより、

 知ってる人のほうが早く反撃できるでしょ」


この話の考え方がすごく好きというか印象に残っているというか。


わたしは打たれ強いほうでは無いので(たぶん。自分ではそう思っている)

それが小説であれノンフィクションであれ、

「世の中にはこういうこともあるんだなあ」と知っておいた方が、

自分が何か凹む状態に置かれた時に、

早く立ち直れるんじゃないかな・・・と。


「本」を読むのも、「いろんな人に出会ってみたい」のも、

そういうことを期待しているような気がします。

「何かあったときに」備える、というか。


世の中は広くて、自分自身の知っている世界なんて凄く限られていると思うので。

「本」の世界に浸ることで、ちょっとずつ自分自身のアップデートをしたい。

「見聞を広めたい」ということかと思います。


その意味では、本は「知らないことがたくさんある」ことを知らせてくれもするので、

自分自身を謙虚にさせてくれるものでもあるな、と思います。


こんなにたくさんの本が世の中にはある。

全部を読み切ることは絶対に出来ない。

そう考えると自分が”世の中”のことを「知っている」と思ってしまうことは驕りなんだろうなあ・・・。


なるべくそういう姿勢を心にとどめつつ・・・本を読みたいな、と思っています。


あと、まあ「収集癖」が強い性格でもあるので、

「知りたい」という好奇心はやっぱり強いんですけどね・・・


楽しいです。

本と触れ合うのは。


◆「本」に関してやったことの2018年ふりかえり◆

2018年になるとき、「テーマは読み書き」と思って、

「今年は本にいっぱい触れ合いたいなー」と考えていたけど、

「もっとたくさん読書したいな」と思っていた程度で、

まさか、ここまで触れ合うとは予想だにしていませんでした(笑)


人生って面白いこといっぱいあるなあ・・・。


奈良の空き家は「本」を扱いたい、と妄想を始めたのが、たしか2月。


直接のきっかけは、奈良に住む友人(いまのブックセンターセンタ長)の

「蔵書を置ける場所が欲しい。捨てるしかないのか」という呟きだったのだけど、


それ以前の2月の3連休に

・奈良の郡山にある「とほん」に行って「本の雑誌」を買って読んだことと、

 (個人で「本」を扱う手段について書かれていました。)

・奈良の駅ナカ本屋の「若草書店」の閉店を知ったこと

が、行動の大きな「種」になっていたな、と振り返って思います。


ここから妄想を形にするための「学び」期間。爆走しました。

(ことあるごとに併走してくれているセンタ長には本当に感謝してます)


・「本屋入門 Switch!」を受講してみる(3月)

・「夢の本屋イベント」にボランティア参加してみる。(3月)

・「せんぱくBookbase」のシェア店主応募を知る。(3月)

・シェア店主として一箱古本市のお手伝い参加をしてみる。(3月)

・思い立って「さほがわ 春の本まつり」に弾丸で奈良まで行く。(4月)

・京都でお茶しながら「こもりくブックセンター」という名称を決めてみる(5月)

・シェア店主屋号を「人と本と酒 みろくや」とし、初めてデザイナーさんに発注、ロゴをつくってもらう。(6月)

シェア店主を始める(6月)

初めて「一箱古本市」に参加してみる(kamebooksさん主催)(8月)

・好きな本屋さんで店番をさせてもらう(8月)

「本屋エッセイ」に応募してみる。(8月)

・本屋を始めとした活動を紹介しやすくするための個人名刺をつくってもらう。(9月)

・イベントに呼んでもらい、「シェア本屋」をテーマに話す。(9月)

「デジタルデトックス」と題したイベントを自分で立ててみる。(9月)

初めて「読書会」に参加してみる。(9月)

下北沢の「Bookshop Traveller」で「こもりくブックセンター」名義で間借り本屋を始める。(9月)

初めて「一箱古本市」を開催してみる。(奈良での「初瀬の小さな一箱古本市」)(10月)

・奈良のゲストハウスで「デジタルデトックス」イベントを開催する。(11月)

第二回の「一箱古本市」も開催してみる。(11月)


怒涛・・・


訪れた本屋さんも、都内ではお気に入りの蔵前のH.A.Bookstoreはもちろん、

下北沢や神保町、谷根千エリアを何店舗か巡ってみたり。


地方は、2月の奈良の「とほん」に始まり、

GWは京都、夏には奈良市の古本屋巡り、大阪の清風堂書店、

12月には福井県の勝木書店や長野県松本市の栞日や想雲堂、大阪梅田の新刊本屋をいくつか・・・


5月には京都(みやこメッセ)の古書市にも行ったし、

10月には虎ノ門のブックフェスも行きました。


やっぱり怒涛・・・

そりゃ積読もたまるわけですな・・・


「本」とは直接関係ないけれど、

夏の週末は約3か月間、ワークショップデザインの講座にも通っていたので、

そりゃあもう怒涛でした。


2018年の年末に知人とオンライン飲み会をやって(←これも2018年初めてやってみたこと)

「今年どうだった?」を話した時に、「悔いなし!」ときっぱり言えた自分が好きです。

本当に色々なことが出来た1年でした。


ひとつひとつに思い出もたくさん詰まってます。

良い1年でした・・・。


◆2019年に向けて◆

きっとまた色々やるんだろうな、と思っていますが、

いま時点で決まっているものもいくつか。

・2月3日(日)19:30~

 下北沢のBookshop Travellerで

 「会社員Traveller」と題したイベント

 

・4月13日(土)10:00~15:00

 奈良の櫻井市初瀬にあるこもりくブックセンターで

 「第3回 初瀬の小さな古本市」を開催。


・4月14日(日)時間未定

 デジタルデトックスあらためデジタルファスティング、として、

 「奈良を舞台にした小説を語ろう」会を

 奈良のゲストハウスで地味に出来たらな~と思っています。


・4月1日~4月14日

 詳細は未定ですが、こもりくブックセンターで

 「こもりく春のチューリップ祭り」を行う予定です。


 今年の春は美しいチューリップが庭に咲く予定なので、

 ぜひ一人でも多くの方に見てもらいたい・・!と思いをこめたお祭りです。

 私自身が千葉に住んでいて、現地に行ける日は限られているけれど、

 是非、花を愛でに来てもらえたら嬉しいなあ、と思っています。


自分が「なぜ本を読むのか」ということを考えていると、

自分以外の人の「読む動機」も聞いたり話したりできたらいいなあ、と思うので、

2019年はそういうことも出来たらいいな、と考えたりもしています。


興味津津です。色々なことに。


今年もたくさんの人と本に出会えますように。

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